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中国、国有企業にIPO株10%の公的年金への拠出義務付け

WorldRich.net 09-06-29 ロイター

  中国国務院は、国有企業が中国本土で新規株式公開(IPO)する場合、IPO株の10%を公的年金である全国社会保障基金(NSSF)に拠出することを義務付けると発表した。新華社が19日伝えた。


 高齢化の進行に伴う公的年金の財源不足を補うことを狙った措置。2005年終盤の株式関係構造改革以降に株式を発行した国有企業、将来発行する国有企業も対象になるという。


 NSSFは、拠出された株式をロックアップ(公開後一定期間、市場売却を禁止する取り決め)期間満了後少なくとも3年間保有する。


 財政省のウェブサイトによると、この措置により、中国建設銀行<0939.HK>、中国人寿保険<601628.SS><2628.HK>、平安保険<2318.HK><601318.SS>など、すでに上場している国有企業131社の株式83億9000万株、約639億元(94億ドル)相当がNSSFに譲渡される。


 Shenyin Wanguo Securities のアナリストは「あるポケットのカネを別のポケットに移すようなもので、ロックアップ期間が長いことを考えると市場に悪影響はない」と述べ「公的年金の財政不足を国庫だけで補いきれず、今回の措置は新たな資金調達方法だ」と指摘した。


 すでに国有企業は海外IPOで調達した資金の一部をNSSFに拠出している。


 IPO株の一定割合拠出を義務付ける規則は2001年にも発表されたが、1年後に株式市場が需給悪化懸念で急落したため凍結された。


 今回の発表の背景には、景気回復期待から中国株式市場が今年に入って50%超上昇、6月下旬に9カ月ぶりにIPOが実施されることになったことがある。




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