官民合同代表団を派遣資源獲得を政府後押しで

WorldRich.net 10-08-17 毎日新聞

  政府はアフリカで資源獲得を目指す日本企業を後押しするため、8月末に南アフリカ、ナミビア、アンゴラのアフリカ南部3カ国に官民合同代表団を派遣する。藤村修副外相を団長に、政府側から経済産業省のほか、商社や資源関連企業など約20社の参加を見込む。アフリカとの関係強化を急ぎ、資源外交に力を入れる中国やブラジルなどに対抗する。


 南アフリカは金、レアアース、プラチナ▽アンゴラは石油や鉄鉱石▽ナミビアはウランやマンガン--が豊富だ。企業側はアフリカのインフラや治安面に対する不安もあり、政府に対し、現地との交渉や資金面などの後押しを求めていた。


 政府は08年5月のアフリカ開発会議(TICAD4)で、12年までの対アフリカODA民間投資の倍増方針を表明した。外務省などによると、日本の対アフリカ貿易額は08年に約334億ドルと、00年に比べ約3倍増となったが、リーマンショック後の景気後退もあり、各企業の進出の動きが鈍っている。


 アフリカは近年は中国やブラジルなどが進出。中国はアンゴラの油田開発参入などを促進させており、08年の対アフリカ貿易額は00年の約10倍となる約1068億ドルにまで伸びた。「株主の目が気になる日本企業と違い、中国企業は採算度外視で5年後、10年後の利益を狙い、進出している」(外務省幹部)状態という。


 ブラジルも同じポルトガル語圏のモザンビークやアンゴラでインフラや資源開発を進め、英紙フィナンシャルタイムズによると、08年の対アフリカ貿易額は00年の約6倍(約265億ドル)に伸ばした。同紙は中国やブラジルなどの様子を「新たなグレートゲーム(権益争奪戦)」と表現している。




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