メキシコ湾沖の原油流出事故をめぐりアレン米政府対策本部長は13日、英石油大手BPは原油流出を恒久的に封鎖するため救助井(リリーフウェル)を使用した最終作業を進める必要がある、と語った。さらに、技術者が作業を進める上での最善策を判断するのにもうしばらく時間が必要だと明らかにした。
アレン政府対策本部長は電話会議で、「救助井の作業を進める必要があることでは誰もが合意している。問題は実施方法だ」と指摘。同本部長はこの日、作業の最善策を協議するために、ケンサラザール米内務長官とスティーブチュー米エネルギー長官、ボブダドリーBP次期最高経営責任者(CEO)と協議したことも明らかにした。
BPは12日、メキシコ湾の深さ1マイル(約1.6キロメートル)のマコンド油井で、救助井を通して破損した油井に底部から掘削泥水とセメントを流し込む「ボトムキル」と呼ばれる作業を進めるべきかどうか分析するため、圧力テストを実施した。アレン本部長は、同テストでは先週セメントが油井上部から流し込まれた後、油井が事実上、封鎖されていることが確認されたと述べたが、この封鎖の強度は明確ではないという。同本部長は、科学者らがこのセメント部分を損なうことなく救助井の掘削を再開する最善策を決定しようとしていると付け加えた。
同本部長は「下部から封鎖するために泥とセメントを流し込むことによる影響や、潜在的な被害について理解する必要がある」と説明した。
BPと米政府は、ボトムキル作業のリスクを軽減し重要な証拠を失わない方向で複数の選択肢を検討している。
アレン本部長は、ボトムキル作業に向けた準備が再開される時期については特定できなかった。
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