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ネット公売で全部売れた 本巣の市税滞納差し押さえ物品

WorldRich.net 08-11-11 中日新聞

    本巣市は、市税の滞納者から差し押さえた物品を、初めてインターネットオークションに出品した。その結果、5件すべてが順調に落札。「思ったより高く売れた」と関係者は胸をなで下ろしている。「難しいところもあるが、滞納解消のためこれからも続けたい」としている。 


   ゴルフバッグ、螺鈿(らでん)飾りの座卓、記念硬貨、さざれ石。10月初め、インターネットサイト「Yahoo!オークション」に「本巣市」のページが開設された。応札者の事前登録期間の後、2日間の入札が行われ、それぞれ2件から14件の応札があった。


   インターネットオークションは、出品者がネット上に商品情報を掲載し、「せり」の形式で決めた落札者との間を仲介するシステム。これを利用した公有財産の売却は、県や岐阜市などが数年前から導入している。


   本巣市では、市税の滞納者に対しては預金や生命保険、不動産など、換金性の高いものに限って差し押さえてきた。


   しかし、長期、多額の滞納者には対象となる資産が少ないこともあり、公平な納税を目指し「現物」の差し押さえに踏み切った。


   オークションの利点は「全国規模で競争原理が働き、高く値がつく」(市税務課)こと。高く売れれば滞納額がより多く減ることになり、余った分を返還することもできる。


   しかし、差し押さえ時には売れるかどうか分からず、価格も見通しが立ちにくい。そこで担当職員は中古品店などに足を運び、市場価格などを調査。専門外の“目利き”に神経を使った。落札者とのやりとりもスムーズに進んだという。


   インターネットで滞納に厳しい処分が待っていることも示すことができ「メリットは非常に大きい」と、頭を悩ます滞納に有効な手だてとなりそう。だが、やはり願いは「きちんと納税してほしい」。




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