| 人民元債の発行始まる、HSBC、東亜が先陣 |
| WorldRich.net 09-06-29 NNA |
香港の銀行による人民元建て債券の発行が始まった。香港上海銀行(HSBC)が25日に先陣を切って機関投資家に10億人民元(約140億円)を割り当てたのに続き、東亜銀行(BEA)はきょう29日にも初の個人投資家向け販売を発表する。香港の債券市場が活気づくと期待される。
償還期間は2年間。利率は上海銀行間金利(SHIBOR)に0.38%上乗せする。25日のレートでは1.68~1.69%。これまでに発行された人民元債より利率は低いが、ある金融関係者は「元建て預金の金利が1%を割っていることを考えれば、十分魅力的」との見方を示している。 今後は個人投資家にも対象を広げたい意向。消息筋によると、HSBCは中国人民銀行(中央銀行)から既に30億元の起債認可を得ている。 ■東亜はリテールも 香港各紙によると、東亜銀はきょうにも人民元債の発行計画を発表する。10億~40億元規模になる見通しで、機関投資家だけでなく個人投資家にも一部割り当てるとみられる。HSBCに先を越された同行だが、リテールでは一番乗りを狙う。償還期間は2年間。利率はHSBCを上回る2~2.8%になると伝えられる。 香港での人民元建て債券の発行は、人民元業務開放の一環として2007年に認められて以来、国家開発銀行、中国銀行など本土5行が総額220億元を発行している。 温家宝首相は今年4月、香港の銀行が本土現法を通じて香港で人民元債を発行することを認めると発言。国務院(中央政府)は先月、HSBCと東亜銀の本土現法に対し、発行を承認していた。 金融機関は人民元債を発行することで、本土業務で必要な人民元の調達ルートを増やすことができる。香港政府が掲げる債券市場の育成にもつながる。同時に中央政府としては、香港を通じて人民元の国際化、自由兌換に向けた基礎作りを図る狙いがあるとみられる。 |
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